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ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!を読んで

      2016/04/13

もののけ姫っぽいコスプレ

ニコニコ動画を運営するドワンゴの代表取締役会長、川上量生さんの記事が超面白い。

ゲーマーはもっと経営者を目指すべき

そのなかでも、世界最強の“ゲーマー経営者”任天堂の岩田 聡社長との対談が最高に勉強になったため、転記させて頂く。

任天堂・岩田氏をゲストに送る「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」経営とは「コトとヒト」の両方について考える「最適化ゲーム」

岩田聡氏と川上量生氏の対談オススメポイント5つ

(1)表現したいものが先にある

ゲーム作り方は,ストーリーや設定からは入らないですね。一番最初は,それこそ記号のようなものが動いて,その手触り感や遊びの構造みたいな部分を作り込むんですよ。で,後からキャラクターだったり,世界とかを貼り付けてゲームにしていきます。まさに,まず「見せたいもの」や「提示したい遊び」を作って,「この構造は面白い,これは勝算がある」って,例えば宮本さんが思う。そうしたら,「じゃあこれはゼルダでやろうか,マリオでやろうか」みたいな話をするんです。

世間では,宮本さんはあくまで芸術家だと思われていますから,「神の啓示が下りて来て,素晴らしいインスピレーションが湧くんじゃないか」みたいに思われるんですけど,実際の宮本さんは,もっとこう工業寄りというのか,宮本さんはもともとインダストリアルデザイナーですから,エンジニアリングとアートの中間にいるような人なんですよね。

それが正しいやり方だと思うんですよね。ドワンゴも,新しいサイトのデザイン案とか,新サービスの提案とかが,企画書とかで来るんですけども,本当につまらないのが多いわけですよ。つまらない確率が高過ぎてそれはなぜだろうって考えると,たぶん先に「表現したいもの」があるんじゃなくて,理屈で案を作ってるからだと思うんですよね。

表現したい世界や体験が見えないものは、絶対に広まらない。他者への想像力が重要。

(2)アイデアの定義

「複数の問題をまとめて解決するのがアイデアなんだ」っていう視点ですね。

脳科学で言うところの「アハ体験」というのもきっと同じですよね。一見つながりがないと思っていたものが,実はすごくつながってて,「これとこれをこうすると,一度に複数の問題が綺麗になくなっていく」とかね。「これだ!」って思うときは,そういう瞬間ですよね。

あと,宮本さんは「どうしても解けない問題があるときは,きっと誰かが嘘をついている」って言うんですよ。

それは別に「悪意で嘘をついている」って話じゃなくて,誰かの認識が間違ってたり,事象の捉え方が間違っているから問題が解けないんじゃないかって,そう考えるんですね。宮本さんってね。なんというか“視点を動かす天才”なんですよ。

『視点を動かす』という事象の捉え方を、常に意識しよう。さらに、宮本さん(「マリオ」や「ゼルダ」の生みの親)は、それを言葉で周囲に伝えられるから、やっぱり天才だ。

(3)成長する人

私が思うに,成長する人っていうのは,「自分の担当領域部分以外にどれぐらいの野次馬根性と興味があるのか」っていう部分が結構重要な気がしていまして。

同じ仕事をしていても,自分がやっていることが,周りの人にどういう影響を与えて,それは全体のなかでどういう位置づけになっていて,自分の担当以外の場所では何をやっていて,どんな問題があるのか――とかね。

若い人は、情報に恵まれすぎているから,「情報が欠落したときの対応力がかなり低いんじゃないか」ってところです。Googleで得られる情報って,実は結構限られたものじゃないですか。ネットに転がっている情報なんて,世の中にある情報のほんの一握り

結局,アウトプットされるものって,その人が日頃から考えているものの総量に左右されるわけですから。そして,その人の「考える量」というのは,会社には左右できない部分なんですよ。

成長する人は、何かしらに好奇心を抱くひと。考える事を怠らない人。

(4)得意を見つける

自己評価と他己評価の違いに気を付けた方がいい

「自分の好きなことと嫌いなこと――もっと言えば,自分がやりたいこととやりたくないこと――を,自分が得意なことと得意じゃないこととイコールだ」と思い込んでる人が多いです。本当は,それってかなりズレてるのに。

好きじゃないけど得意なこともありますし,好きだけど,実はあんまり得意じゃないよっていうことも結構あって。だから,仕事というのは「得意なこと」をやった方がいいんです。好きだけど得意じゃないことに溺れると,仕事っておかしくなることが多いんです。

自分の労力の割に周りの人がすごくありがたがってくれたり,喜んでくれたりすることってあるじゃないですか。要するにね,「それがその人の得意な仕事なんだ」って話で。逆に,自分的にはすごい努力して,達成感もたっぷりあるのに,周りからは「はあ?」みたいに思われることもあって。それはね,本人が好きだったとしても,実は不得意なことかもしれないんですよ。

「“労力の割に周りが認めてくれること”が,きっとあなたに向いてること。それが“自分の強み”を見つける分かりやすい方法だよ!」って,いつも学生さんに喋ってるんですね。「さっさと得意なことが分かった方が,人生はいいぞ!」って話なんですが

好きを仕事にできるなんて難易度超高い。得意を見つけ、それを仕事に活かすこと。上司は部下の得意を発見し、目標達成に活かすこと。

(5)リーダーシップってなんだ?

みんなが納得することを指示するだとか,みんなが「そうだな」って思うことをやってるリーダーっていうのは,「本当にそれはリーダーシップがあるんだろうか?」っていう疑問を抱いていて。

ああ。それはですね,結論から言うと,違うと思います。

というか,みんながそう思ってることをやればいいだけなら,そんな人(リーダー)なんて要らないじゃないですか。

みんなが「ええ,それって本当?」って思うことを,誰かが「いや,未来はこうなるんだ!」って言って最後までやり切るやるから,その人の存在価値があるんだと思うんです。それがすごく大きな価値を生むこともあれば,失敗することもあって。とても責任重大なので,少しでも打率が上がるように,必死で努力するんだと思うんですね。

みんなが思ってもみないようなことを進めていって,それを社内で押し通すっていうね。そういうものなんじゃないかって思うんですよね。

岩田さんの趣味は「目の前の問題解決」

リーダーシップというのは、『人々を導く主体性』。そしてそれは、全員が納得する方法で引っ張る必要はない。より良い未来に向けて、主体性を発揮する行為をリーダーシップと呼ぶ。

 

他にも本当に多くの学びや、任天堂がスマホアプリを出さない理由などが赤裸々に記載されている。

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