かりてきたネコ?!部下を叱るコツ
部下を叱ることが苦手な人・下手な人に覚えておいてもらいたい、叱りの原理原則を紹介します。
かりてきたネコ
部下に接するためのポイントの頭文字をとって並べてみると『かりてきたネコ』になるというものです。こういうキャッチはムリクリなものが多いですが、『かりてきたネコ』は勉強になるやつです。
- か……感情的にならない
- り……理由を話す
- て……手短に
- き……キャラクター(性格や人格)に触れない
- た……他人と比較しすぎない
- ネ……根に持たない
- コ……個別に叱る
か……感情的にならない
感情的になってはいけません。叱っているポイント以外にも、論点が及んでしまう可能性があるからです。
り……理由を話す
何故いま叱られているのか、その理由をキチンと相手に伝える事が大切です。相手が叱られている理由をわかっていない状態で話すのは、だれの利益にもなりません。
て……手短に
叱ることに時間を割いていては生産的ではありません。叱った後の行動を見る事が大切です。
き……キャラクター(性格や人格)に触れない
横暴な上司はキャラクター性に触れてきます。キャラ=人格にふれることなど論外です。
た……他人と比較しすぎない
「あいつはああなのに、おまえはこう!」みたいな話はできるだけ避けましょう。そもそもマネジメントの本質は、一人一人にあった管理をすることにあります。
他人との比較を持ちだすということは、自分のマネジメントレベルが低いことを露呈しているようなものです。
ネ……根に持たない
根に持つな!
コ……個別に叱る
みんなの前で叱って意味のある場面と、個別に叱る場面の切り分けを考える事です。大抵の場合、個別に叱った方がメリットが多いです。
叱る前に事実確認
叱る前に、絶対におこなってほしい行為は「事実確認」です。
ありもしない噂や誇張された話、自分勝手な妄想に踊らされて叱るのだけは避けましょう。
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