2020年度版!令和のおすすめビジネス本

2019年1月~2020年に購読させていただいた書籍で、本棚に残ったものをメモメモします。ちなみに必ずしも新作なわけではなく、僕がじーーーんと心に響いたやーつです。

徹底のリーダーシップ不況時や社会情勢が不安定な際に、リーダーはどういった行動をすべきか。
・経営者の基本理念は「手も口も出す」であるべきなのだ
・難局において誠実であり信頼できる存在であることは簡単ではない。誰も正しい事はわからない、しかしリーダーは正しく導ける存在を常に目指す
・あらゆる停滞、ピンチも「徹底」を「スピーディー」に行うことでチャンスに化けさせる。化けさせなくてはいけない
無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論
・内発的動機を高めるには、機会→支援→評価→承認→報酬の5つのステップをつくる
・マネジメントの根幹は2W2R
・What、Way、Reason、Range。何を、どうやって、理由、範囲。Wayがわかれば無駄がへり、理由がわかれば自主的に応用や工夫できる‬
岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。2015年7月11日になくなった任天堂の元代表取締役社長、岩田さんのお話集。泣けるし本質的だし現場目線だしの超名著です。
・毎年一定の利益を出しながら組織を変えていかなきゃいけない。飛びながら飛行機を修理するみたいなところがあって
・自分たちの得意なことが活きるように苦手なことが表面化しない方向へ組織を導く
・おれはマネジメントが得意だって始めから思っている人はいない
・リーダーは「なんとかなる」という前提でいるべき
・あらためてわたしが思うのは、やはり目標を定めるのが大切だということです
主に経営についてのお言葉をまとめましたが、他にも本当にお勉強になることばかりです。
GREAT@WORK 効率を超える力 (単行本)
数多くある効率化系bookの中で、正直勉強になった良本。『重点化』という古いような新しいような考え方を中心に、無駄を取り除くことや選択集中だけでは意味がないことが書かれてる。
・「とことんこだわる→そのためにすることを減らす」のではなく「することを減らす→だからこだわることが可能になる」
・情報の豊かさは注意の貧困をもたらす
・選択と集中は「選択」で終わっている。とことんこだわる「集中」部分が大きくかけている
・賢い働き方「業務範囲を重点化して大きな努力を注ぐ」「常に新たな価値を生み続ける」「機械的な反復練習を割け学習サイクルをつくる」「他者の支援を得るために心理戦術をうまく使う」「無駄な会議を減らし参加する会議では白熱した議論が起こるようにする」
・重点化には2つの活動が必須。少数の優先事項を選ぶこと、優先事項で抜きんでる努力を尽くすこと。この2つがなければ重点化は為されていないのと同義
・当たり前を疑う「くだらない質問」を大切にする
できる課長は「これ」をやらない!
・姿勢のルール(挨拶、約束、時間)を守らない部下は認めない
・部下に肚落ちしてもらう必要はない
・言い訳は対応してはいけない、完全に無視する
・部下は「将来やりたいことを大いに持つべし」という一方で、部下が「将来やりたいことを考慮する必要はない」
2019年2月20日に上場した株式会社識学の安藤さんの一冊。人の意識構造に着目したマネジメント理論である「識学」が論ぜられています。もう超良書。管理職以上に対して耳障りが良すぎる内容にはなっているものの個人的にも5000%賛同できるものばかり。もう課長職以上にはこの本をプレゼントすれば全部解決するんじゃないか。
伸びる会社は「これ」をやらない!
・人はそれぞれ異なるルールをもっているため同一のルールを敷きなおす必要がある
・同一ルールがないことはロスタイムや無駄な恐怖に繋がる
・結果で評価し言い訳がでないように管理する
・結果の設定と結果の完了(結果期限を迎えた際の不足を明確化→次の結果の明確化と不足分の行動変化を約束)が成長には必須
・自責を認識させることができない上司は部下の成長機会を奪っている
・物量法則は、エネルギー=質量×速度²。つまりスピードを上げることでエネルギーは高まる。これむちゃだいじ。速度は熱量になる。
・量+イメージこそが超イージーな成長法則
・思考変化は行動変化まえには起きない。経験の少ない部下はこの意味で肚落ちの必要がなくまず経験を積ませることで思考変化させることが本質的な成長になる。
・組織の不要な恐怖は「自己評価、疑念」であり、必要な恐怖は「上司の求めていることが理解できていないこと、変化していないこと、無駄な時間を過ごすこと」だと認識させる
識学のマネジメント体系化具合は管理者全員必読レベルです。リクルート、リンモチ、識学。この3つ読めばマネジメントを語れるくらいには達観できます。
社員のやる気に火をつける! コスト削減の教科書
・コスト削減はアウトソーサーに任せるべき。スピードも情報量も素人がかなうわけない
・自社の削減を評価するのは愚か。プロのほうがはやい
・テナントだから難しい...という常識は非常識。当たり前を疑わなければコスト削減はできない
THE TEAM 5つの法則 (NewsPicks Book)・共通の目的がある集団こそチーム、意義目標(OKR)を打ち立てるべき
・チームには多様性が必要だという誤解
・どんな人物が他に必要かを常に考えメッセージすること
・理解してから理解される。チームメンバーの人生を知っているのか?
・チームのどこに共感されるか、させるか
麻野さん書籍はいつもすべからく良書であり、当書ももちろん良書。組織のなかの正解不正解をしっかりと記述してくれているのはもちろん、どのフェイズのチームにもアジャストできるように「絶対正解はない」ことも書かれているため、誰でも参考にすることが出来ます。また識学の本が「ルール」に焦点を当てている一方、THE TEAMは法則が大切と謡いつつも「人」に焦点を当てていることが垣間見えました。
新規事業の実践論 (NewsPicksパブリッシング)・初期のチームは2人が最強。4人以上は避けろ
・画期的なアイデアが生まれるのを待つな
・「当社でやる意義」は問うな
・プロジェクトメンバーをいきなり新規事業専任にするな
リクルートの新規事業開発室長として1500の事業を支援した麻生要一氏の著書。経営陣が悩むメンバー人数や兼任専任の考え方はもちろん、個人のキャリアからみた新規事業をやる意味などが書かれています。中盤以降は超大手にしかできないような新規事業の立ち上げ方が書いてあるので、そこはあんまり参考にならないかと。~P89までが特におすすめです。
巨象も踊る
・小さいものは美しく大きいものは醜いという常識は戯言。小企業の経営者は建前ではゴリアテに挑むダビデを装っているが本音では大企業のように資源を使える立場になりたいと思っている。大きいことは良い事であり規模は力
・ビジョンに頼るのではなく、細部までの分析に頼る
・権限分散、権限委任、権限集中。言葉でいろいろ論じられているが結局バランス。流行りの権限分散は弱点だらけ
・絞り込み、実行、リーダーシップの3点で組織は変われる
IBMをV字回復させたルイス・ガースナーの自伝。「新たなビジョンを打ち出し全従業員を奮起させ全てが変わった」という内容ではなく「ビジョンなんかよりも出来る改革を地道に行う」経営管理のお手本のようなストーリー。ビジョン経営に苦手を持つ人は読んでおきたい。
成功に奇策はいらない――アパレルビジネス最前線で僕が学んだこと
・深刻なアパレル不況の中、急成長したブランドディッキーズ浪漫譚。だれしも市場や環境のせいにしているなかで「成長をあきらめない」ことにコミットし、現場回りを丁寧に行い当たり前の事を当たり前におこなっていくこと、なにより現場のひとにプロ意識をもってもらう地道な工程に感銘をうけることばかり。
・考え抜いたら徹底してやりぬくだけだが「徹底」が難しいこと、会議室では価値は生まれない、といった内容で色々と再認識させられることが多かった一冊。
生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの大好きなちきりんさんの著書。3割と3%という生産性向上の言葉がグッときました。
・トップパフォーマーを育てる3つの方法「ストレッチゴールを与える」「比較対象を変えてあげる」「判断経験を積ませる」
・人材をあきらめない組織へ。「誰も自分に期待していない」と感じられたらだめ。組織のなかにまったく成長しない人たちを抱え続けることの悪影響は計り知れない。
・管理職は3割と3%という2つの生産性向上を意識するべき。
・情報はアウトプットイメージをもってから集める
天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ
天才女社長のアンナがいかに凡人と秀才に殺されているかを描いた物語。夢をかなえるゾウのように読みやすいながらも核心めいたことをいちいち突いてくる良書。読んだ人によって感想の幅も大きく違うし、内容の捉え方から解釈の仕方までまちまちだったのが面白い。とりあえず天才を殺してはいけない。天才は図れるものではなくアーティスティックなものであり、革命を起こせる唯一の人材であり、コミュニケーションの断絶で死にやすい。だれかが守るか、時代の終焉と睨んで秀才と入れ替わるのか...
・天才秀才凡人をカテゴライズするのは本質ではなく、判断軸が違うんだということを認識するべき
・多数決は天才を殺すナイフ、秀才の論理やルールは天才へのとどめの絞め技。アートとサイエンスは同じ土俵で戦わせてはいけない、サイエンスはアカウンタビリティが高く再現性も高いため、アートが勝てるわけがない
・世の中には天才と秀才と凡人がいて、そして実は一人のなかにも天才秀才凡人の才能がある。自分の才能を活かして、周りを殺すのやめよう
→自分の中の天才に気づければ純天才の考えた方もわかれるようになるかも、そんな優しい世界があるかも
・才能に気づければ絶対に磨かれていく、過去最高の自分に毎日会える。人がいちばん悩むがいちばんコントロールできないものこそ自分の才能。まず自分の才能に気づこう。
マクドナルド、P&G、ヘンケルで学んだ圧倒的な成果を生み出す「劇薬」の仕事術・仕事がうまくまわりはじめたら成長していない証拠
・成長しないことは衰退していること
・人を動かすのは「感情・結果・KPI」
・無茶な目標をおかないと革新はおきない。革新の一番簡単なキーポイントは無茶無謀な目標
・修羅場でなければ経験と呼べない
マーケティング日本2大スターはUSJ森岡毅さんと当著作の足立さんだと個人的には思ってる。足立さんはP&G→ヘンケル→マクドナルドと飛んでもない規模のなかで圧倒的な成果を出された神。勉強させていただくにはあまりにもスケールが大きいと思いきや、原理原則が大変勉強になりました。
マンガでわかる!誰とでも15分以上会話がとぎれない話し方
いや、アンタ会話絶対途切れないじゃんコミュニケーションのバケモノじゃん。という人が読んでて感動したので購入。
・話し方を学ぶのに最も手っ取り早いエッセンスは聞き方
・内容に注目するのではなく気持ちに注目することが大切。先を急がず何に共感してほしいかを探そう
・質問するまえにまず共感。相手の+か-の感情に着目して合いの手をいれる
・まず増やすべき語彙は、共感の言葉
・会話上手は相手が主語。会話が下手なやつは自分が主語
・自分の話をするときは手短に。相手はアナタの話が聞きたいわけではない
・クローズドクエスチョン、オープンクエスチョンを相手によって切り替える
本書を通じて一貫して述べられていたのは、モノやコトに注目するのではなく、相手もしくは相手の気持ちを考えるということ。モノやコトに注目すると、相手の欲しい反応と反れていってしまう。
日本人の勝算: 人口減少×高齢化×資本主義人口減少と高齢化によりかつてないほどにピンチと言われている日本。しかしながら何をもってピンチなのかを語れる人は非常に少なく、当書籍を読み込むことで定量的、定性的にこれから何を為すべきなのかを知ることが出来る。
・そもそも少子高齢化云々の前に世界全体の人口増加36.1%に対して日本は-32.1%
・日本のGDP総額が世界第三位なのは実は人口が多いから。つまりこれからは生産性を高めなければいけない
┗現時点の生産性は世界第28位
・企業規模は超大事。企業規模は持続性に直結し給与投資に繋がりやすい第一因子
・国内企業戦略は持久戦になる。人口減→需要を競争獲得し最後の1社になるしかない
・これから大事なのは企業統合による規模の拡大、そして海外市場
・企業規模拡大には社員教育によるスキルアップと経営者のスキルアップが初手になる
・スキルアップ→規模拡大→給与アップ→海外戦略をもつことが日本の勝算
妻のトリセツ (講談社+α新書)
女性を部下にもつマネージャーであれば必ず読んでおきたい1冊。男性脳、女性脳という呼び方は時に反感を買うが、マネジメント幅として覚えておきたい要素はいくつもある。さらに昨今は共感の時代ともいわれ、男性であっても論理一辺倒では無益な争いを生むこともあり、妻のトリセツを読むことで共感の効能を知ることが出来る。
僕が社長であり続けた、ただ一つの理由 ウエディング業界に革命を起こした信念の物語
新規事業を成功させるため、ビジネスを成功させるために何を捨てて何を大切にしたのかが生々しく記載されている良書。
「信念」という言葉の意味と、貫き通すための覚悟と行動。それに伴う社員からの批判、否定、疑念。多くの経営者や組織リーダーが読んで共感してしまう内容がてんこ盛りです。辛くなったら読むべき一冊であり、右手にそろばん左手にロマン心にジョーダン、そして背中に我慢のバランスについて疑似体験できます。
今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則――『ジャイアントキリング』の流儀
ジャイキリことGIANT KILLING(ジャイアントキリング)は、かつての名プレイヤーだった監督「達海猛」を主人核に様々な選手たちとおりなす挫折と苦悩、常識破壊と成長に心動かされる超名作サッカー漫画です。サッカー漫画は数多くあれど、選手はもちろん、サポーターや監督目線での長編漫画はジャイキリしかないはず。
・コミュニケーションには×1.1を与える人と×0.9を与える人がいる。良いマネージャーは×1.1が出来ている。
・自己重要感を高める1.1コミュニケーションをとるべき。
・1.1コミュニケーションには声をかける、受け入れる、見ている、意味を与える、相手を認め自分の非を認めることが大切。
・自己重要感を下げる0.9コミュニケーションに気を付けろ
・0.9コミュニケーションは犯人捜しや否定放置、論理のすり替え、マウンティング、自分が主語(相手が主語ではない)
・問いと気づき、アシストのある職場はHAPPY。
・凹凸とアクナレッジ(承認欲求を満たす)。
・組織を混沌に突き落とす「おまえのここが嫌だ」に対して「おまえもな」と切り返すより「あなたのこういうところ素敵!だから見習うね」を返そう。
個人的にはモチベモチベうるさいのが残念でしたが、1.1コミュニケーションと0.9コミュニケーションというワーディングはめちゃくちゃ刺さりました。
やりたいことがさくっと実現する インバスケット的「根回し」仕事術
根回しという言葉はネガティブに捕らわれがちですが、仕事を効率的に進める重要な要素です。大事なのは結果でしかない。「根回しをすることを悪」とする人は結果ではなく経過を大切にする大悪人!
・根回しは結果を出すための調整手段
・敵を潰すのではなく敵を味方につけることが根回しの本質
┗そう考えることでお互いのメリットを見つけられるようになる
・嘘をつかず、真剣に、相手の立場にたつことが根回しの基本
・キーパーソン2割を把握して根回し。あとは味方の数が多ければ成立する
  SDGsの基礎
SDGsとESG投資を学ぶのであれば押さえておきたい1冊です。これからますます機関投資家から重要視されるESG環境(Environment)/社会(Social)/ガバナンス(Governance)課題解決に向け、基礎を抑えれます。そもそもSDGs(エスディージーズ)という言葉自体が一般的ではないが、SDGsが求められている背景や考え方が実例ありきで述べられているのでビジネスマンには通りが良さそう。営業やマーケティング、新規事業への取り組みをされる方にも、最新企業の取り組みを見るだけで参考になることが多い。
みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクトIT業界のサグラダファミリアと比喩され、富士通、日立製作所、日本IBM、NTTデータを筆頭に1000社ものシステムインテグレーターが参加した史上最大級のITプロジェクト。令和最恐のホラー小説といっても過言ではないほど、中盤から終盤にかけて心臓が締め付けられ、汗がだらだらになります。35万人月、4000億円台半ばをつぎ込んだみずほ銀行のシステム統合の歴史ドキュメント、見ないのは断然損です。
ハック思考〜最短最速で世界が変わる方法論〜 (NewsPicks Book)
ハックとは、書曰く成果を出すための転換効率を圧倒的に高める事です。正直ハックのことはよくわかりませんでしたが...
・4Pのなかでマーケティングは「プレイス」が最も大事
┗ Product(プロダクト:製品)、Price(プライス:価格)、Place(プレイス:流通・場所)、Promotion(プロモーション:販売促進)
・プロや仕事慣れしてるプレイヤーが唯一ユーザーの視点になれるタイミングがある。それが初見のタイミング、初見の違和感を大切にすべきであり放置してはいけない
・採用で70%が決まる。教育では取り戻せないくらい採用は重要
・採用は全員で考えると良い。なぜなら採用を考える事はメンバーのマインドを高める。トップが100%のマインドをもつより、従業員一人一人が10%でも会社のことを考えられるようになったほうが強い
起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡
壮絶すぎた。個人的に起業家自著伝では「渋谷ではたらく社長の告白」を凌ぐものはありませんでしたが、起業家の勇気最高でした。大きい会社、有名な経営者ということで知ってるつもりでしたが、価値観がぐりっとかわるほどの内容の濃さ。まだまだ自分は修羅場に行きついてないということを、改めてわからせてくれました。死地に出向く覚悟を受け入れやすくしてくれます。最高。

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