エクセルでの資料作成は、相手が見ただけで分かる「説明の必要がない資料」にすべきです。
外資系金融のExcel作成術には、エクセルの資料作成術がこれでもかと1冊に濃縮されています。
外資系金融のExcel作成術エッセンス
見やすい表を作るには
- 「情報の並べ方が人間の認知の仕組みに従っている」
- 「情報が必要最低限」
であること。論理や時間の流れを考えて作成することが大切。
フォントの設定
- 日本語:「MSPゴシック」
- 英語:「Arial」を使用する
- 文字サイズ:10ポイント
- メインタイトル:12ポイント&太字&緑
- 行の項目:8ポイント&太字
項目について
・項目は1つの列に揃え、小項目にはインデントを使用する。人は、縦の文字の揃い方で、見出しやレベルなどがある程度把握できる⇒「セルの書式設定」→「配置」→「文字の配置(横位置)」→「左詰めインデント」
セルの結合について
・セルの結合はしない!!セルの移動やコピペが困難になるためです。⇒複数のセルで中央揃えにしたい時は、「セルの書式設定」→「配置」→「文字の配置(横位置)」→「選択範囲内で中央」→「インデントの数値を変える」
罫線と枠線について
・表の中の罫線は細い破線、外は普通の罫線、縦は使用しない
・作成した表は枠線を非表示にすると見やすい
モデルを組む時のルール
- 数字を直に入力するセル:青字
数式のセル:黒字
他シートなどからのリンクのセル:緑字
数式はシンプルにする⇒どのセルを編集するべきかが見やすくなる
エクセル便利ワザ
・クイックアクセスツールバー⇒Excel内で、ほとんどの操作のショートカットキーが作成できる
・ワイルドカード機能「*」「?」⇒置換や関数の条件などで利用する事が多いとても便利な機能
・ショートカットキー一覧⇒実際にこの本で学んだことを活かし、ショートカットキー一覧を作成。ご活用どぞ→ ショートカットキー一覧
気の効くエクセルマナー
・カーソルをA1セルに合わせて保存する
・印刷ボタンを押せばすぐに印刷できるように改ページを調整する
エクセルで何かをしようと思ったら
まずは、それを解決する関数がないか調べる⇒人にただただ教わるより、自分で実感する事でより身につきます。
総評
第1章でエクセルが3倍見やすく、第2章でエクセルが3倍早く、第3~6章で効果的なモデルの作成について理解できます。
エクセルをよく利用する人は、第1章と第2章を読むだけでもエクセルの効率化間違いなし!本を読んだ方が絶対に分かりやすいので、購入をお勧めします。