会社には様々な人がいて、それぞれに強みと弱みがあります。
自分の弱点ばかりにとらわれて克服に必死になったり、部下の弱みを改善しようとしていませんか。
成長を考えたとき、「弱点を克服する」のではなく、「強みを伸ばす」方が圧倒的に効率的です。
強みの5つの発見方法
1.過去褒められたことや驚かれたことを思い出す
強みは弱みと違い、主観よりも客観の方が見つけやすいものです。
過去の経験で、他人から受けた自分の行動に対するフィードバックを辿ると、具体的な強みや長所を見つけやすくなります。
2.短所を箇条書きする
短所を書き出してみましょう。
短所と長所は表裏一体であることが多く、少し視点を変えるだけで長所が浮彫になってきます。
例えば、切羽詰まらないと本気が出せないという人は、プレッシャーに異常に強く、短期集中力にも強みをもっている可能性が高いです。
長所さえ把握できれば、あとは長所を生かせる環境構築を行うだけです。
3.周りに聞く
自分の頭で考えるだけ時間の無駄です。第三者の観点から自分の強みは何なのか聞いてみてください。
自分が認識している強みと、周囲が期待してる強みが違っていたりする場合もあるので、周りに聞いてしまった方が手っ取り早いケースが多いです。
4.興味は強みの大ヒント
何に対して強い動機が形成されるのか、どんな分野に興味をもっているのかは、強みに直結しやすい考察分野です。
興味をもっていることや、興味をもてることを一覧にすることで、強みの発見につながります。
5.ツールを使う
大ベストセラーになっている『さあ、才能に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす 』という書籍はホントにおすすめです。
自分の強みを見つけるためのウェブテストのコードが内封されていて、結果として提供されるレポート群に自分の強み5つが記載されています。
膨大なデータベースと比較して、「何があなたをアナタたらしめているか」を明らかにしていて、さらに「強みをどう活かすか」まで膨大なアドバイスがかかれフィードバックされます。
書籍1700円と一見高く感じますが、2000円弱でここまで自分の強みを客観的におしえてくれるツールはないと思いますし、何より書籍販売数という実績が、書籍クオリティを裏付けています。
自分の価値を提供するのがビジネス
ビジネスは、自らの価値を会社や顧客に提供することが前提です。
自らの強みを活かして価値を提供するのが当たり前。何を提供できるかを無視して、弱点の克服に努めようとするなど、ビジネスマン失格です。
弱点の克服を優先するのは非効率的
苦手なものを克服しようとしたら、時間と労力が莫大にかかります。更に、期待していた効果が得られないことも往々にしてあります。
組織にはいろんな強みを持った人がいるので、自分の弱点を強みとしている人に頼る方が効率的です。大概のことはまわりがフォローしてくれるはず。
弱みの克服自体が悪いわけではありません。しかし、圧倒的強みを持つまでは、弱みには目をつむって自分の強みを伸ばした方が生産的です。
「あなたの弱みは誰かの強み」!!