挨拶ができない人の心理特徴と挨拶をするほうが得な理由

挨拶

組織が小さいときはきちんとできていた挨拶も、組織の成長と共に、1人2人と挨拶できない人が増えてきます。

挨拶は魔法であり、組織に与えるポジティブな影響は計り知れません。マネージャーは、挨拶できる人材をどんどん増やす工夫をすべきです。

挨拶することの意味を知り、挨拶できない人への対応を学ぶことで「おはようございます!」が言い合える組織を目指しましょう。

挨拶ができない人の心理特徴

挨拶できない人にはさまざまな理由があります。人間関係が苦手だったり、社交的な場が好きではないことも理由の一つです。

また、過去に嫌な経験をしてしまったことが原因で、挨拶を避けるようになってしまうこともあります。自己肯定感が低く自信が持てないことから、心の中に壁を作ってしまうこともあります。

挨拶をしない人の職場への影響

挨拶は、仕事の効率や人間関係の構築に大きな影響を与えます。まず、挨拶をしない上司は部下に対して威圧感を与えることがあります。上司が挨拶をしないと、部下は近寄りにくく、意見を言いづらい雰囲気が生まれます。

また、挨拶をしない人は周囲とのコミュニケーションが不足し、情報共有や連携がうまくいかないことがあります。このため、業務のミスやトラブルが発生する可能性も高まります。

従って、挨拶をしない人が多い職場は雰囲気が悪くなり、協力体制が築けず、チームの士気が低下します。挨拶をすることは、職場全体の円滑な運営に必要な要素だと心得ましょう。

挨拶すべき3つの理由

1.挨拶して損することがない

挨拶する重要な理由は、挨拶して損することが少ない+得することが多すぎることです。

特に日本では挨拶することが常識とされているので、挨拶しないで反感を買う可能性があることを考えると、マイナスに捉えられる行動をとることに何のメリットもありません。

「何で挨拶なんてしないといけないんだ」なんて思ったり、言ってしまうことは、あまりにも滑稽なプライドです。

ライフネット生命 取締役会長の岩瀬さんも「ゆとり世代」に気づいて欲しいことで、こんなこと言ってますね。

  • 社会は機能性・合理性だけではなく一定のプロトコール・規範のもとで動いていること
  • 自分とは違う世界観をもった人たちがたくさんいて、一つの正解があるわけではないこと
  • いい仕事をするため、自分のやりたいことを実現するためには、その共通言語に沿ったコミュニケーションが不可欠となること

難しく書いていますが、小さな価値観で世の中の規範を崩しても何らメリットはない、ということです。

2.会話のきっかけづくり

組織が大きくなると、全員とコミュニケーションの時間をとるのも難しくなってきます。せめて挨拶だけでもしっかり行えば、話しかけるきっかけを作ってあげられるかもしれません。

挨拶に慣れていない新人や尖っている若手には、進んで上司から声をかけて、「アナタのこと気にしてますよ~」というメッセージを伝えましょう。

挨拶をきっかけに「いつも早いですね」「いつも忙しそうなのに元気に挨拶されてて凄いです!」といった会話に繋がり、コミュニケーション不全が起こりにくくなります。

3.承認欲求を満たす

挨拶する行為は、「相手を認めてあげる」という行為です。挨拶する側は無意識でも、挨拶された側は自分が認知されていることに安心します。

マズローの欲求5段階説

マズローの欲求5段階説でいう「社会的欲求」「尊厳欲求」を一度に満たしてあげられる生産的行為が挨拶です。

欲求5段階説の下4つが満たされれば(生理的欲求・安全欲求は日本に生まれた時点で満たされる)、あとは「自己実現欲求」のみが残り、メンバーは成長に向かって走りやすい心理状態になっていきます。

あいさつができる組織の作り方

上司から挨拶する

「部下が挨拶をしてこないんだ。」そう思って悩んでしまう上司を幾人か見てきましたが、根底から間違っています。

挨拶は部下からするものだ!と決めつけてしまっているマネージャーが多いですが、挨拶するのも仕事の一つです。

上司が大きく明るい声であいさつをすれば、雰囲気は絶対に良くなります。雰囲気が良くない職場は挨拶がない職場だと知り、上司から挨拶しましょう。

自分の部署は特別だと思う勘違い

挨拶できない職場は、上司が挨拶の効用を理解せず、言い訳を発生させています。自分の部署は特別だと思い込み、挨拶しない理由にバイアスをかけていることが多いです。

例えば、集中してるメンバー多いので挨拶を煩く思うメンバーがいる、もともと挨拶不要の組織であると決めつけていることが多いです。勘違いも甚だしく、成果がでていない時や多忙極まるときに問題が発生しやすくなります。

部下が挨拶しない理由を知る

挨拶できない人の多くは、あいさつの効能が分かっていません。挨拶のもたらすポジティブな効果、挨拶しないときの機会損失について教える必要があります。

部下が挨拶できない理由

  • ・挨拶の意味を分かっていない
  • ・挨拶することが恥ずかしい、緊張する
  • ・返事がないことを恐れている
  • ・挨拶がカッコ悪いと思っている
  • ・組織やメンバーを見下している

また、組織の乱暴者は挨拶しないケースが多いですが、これは「組織を見下している」ケースが多いです。自分は優秀であり、メンバーに挨拶する理由がわからない...

このタイプにも挨拶することの意味を伝え、そして「挨拶も仕事のうちであり、とても大切」であることを伝えましょう。組織を見下せるくらいには優秀なので、仕事とわかれば行動に移してくれます。

ただし注意しすぎる必要はなく、上司から常にあいさつすることで良さを感じ取ってもらうほうが遠いようで近道です。人を変えるより自分を変えるほうが簡単だからです。

挨拶が苦手な人の気持ちもしっておく

挨拶が苦手な人は、一般的に社交不安症や自己否定感が強い傾向があります。

まずは彼らの気持ちを理解し、適切なサポートを行うことが大切です。また、挨拶が苦手な人を促す方法として、少しずつ慣れる環境を整えることが有効です。

具体的には、挨拶が必要な場面を設定し、他の人と協力して取り組むことで、少しずつ自信をつけていくことができます。また、挨拶をする理由や挨拶の良さについても伝えることが大切です。

×1.1コミュニケーションの概念を伝え続ける

  • ・職場には×1.1を与える人と×0.9を与える人がいる
  • ・1.1コミュニケーションは受け入れや興味関心、意味付け、背景確認
  • ・0.9コミュニケーションは犯人捜しや否定放置、論理のすり替え、マウンティング、自分が主語(相手が主語ではない)
  • ・自己重要感を下げるだけの0.9コミュニケーションに気を付ける
  • ・問いと気づき、アシストのある職場はHAPPY

1.1コミュニケーションをとる人材が増えれば増えるほど、組織は強くなります。コミュニケーションの第一歩は、挨拶であることを伝え続けましょう。

※1.1コミュニケーションと0.9コミュニケーションの詳細ついては、ナイルの土居さんの記事が明瞭なのでご一読ください

まとめ!挨拶はすごい

あいさつをすることで、職場の雰囲気は良くなり、個々の生産性が高まります。

逆に挨拶しないことは、本来挨拶が生んだはずのメリットを帳消しにしている機会損失行為です。

組織成長のためにも非常にコスパの良い活動なので、あいさつを推進できるチームであり続けましょう。

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