「組織全体の生産性が向上しない!」そんな悩みをもっている企業は数多くあります。
そんな時に心がけてほしいのがナレッジマネジメント。
「ナレッジ(knowledge)」とは「知識」のことで、知識を皆で共有しようよ!!と働きかけ、仕組化することをナレッジマネジメントと呼びます。
暗黙知と形式知
人の知識には、大きく分けて二つの知識「暗黙知」と「形式知」があります。そしてナレッジマネジメントとは、暗黙知を形式知化することが要点になります。
暗黙知
経験や勘に基づく知識のことで、個人はこれを言葉にされていない状態でもっている。誰にも共有されず、属人的に蓄積・深掘りされていく。
形式知
文章、図表、数字などによって説明・表現・共有できる知識を指す。誰にも認識できて、客観的にとらえることが出来る。
ナレッジマネジメント3つの方法
冒頭で伝えたように、個人の知識を組織全体に共有する働きかけをナレッジマネジメントと言います。
ナレッジマネジメントのやり方は非常にシンプル。
みんなが視えるもの、聴こえるものにするだけです。
テキストにする
いわゆるマニュアル化。
例えば、トップ営業マンの話しているトークを、紙の落とすだけでも良いです。
さらにそのトークを、多くのメンバーに汎用的にするために、アプローチ→ヒアリング(ファクトファインディング)→プレゼンテーション→クロージングのプロセスに切り分け、少しづつトップ営業マンのトークを、組織全体が把握できるように編集します。
営業マニュアルの作成
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また、Q&A集を作成し、お客様の質問にどう答えているかなどもマニュアルにすべきです。
できれば、PC上のデータにするのではなく、紙ベースにして、いつでも持ち運べるようにすることで、組織への形式化を推し進めましょう。
動画を撮る
テキストだけでは、現場独特の間が共有しにくいため、動画を撮影し、だれでも見れる環境を構築することで、暗黙知を形式知化することができます。
簡単にできますが、『動画を見る』という行為自体が重い作業なので、浸透するまでに時間がかかります。
音声を録る
動画に比べ、臨場感は多少伝わりにくくなりますが、どのタイミングでも聴くことができるのが、音声の良いところです。
私も新卒から1.5年くらい、ずっとリスペクトする先輩方の声を、音楽以上に聞いていました。
まとめ
いかがだったでしょうか?ナレッジマネジメントというと、難しい行為に聞こえてしまいますが、やり方は簡単。
トップ営業マン、トップマネジメンターのノウハウを、
- テキスト
- 動画
- 音声
にして、普及するように努力するだけです。
あとは、やるかやらないか、それだけ!