リーダーとマネージャー、求められる仕事は異なるにもかかわらず、混同されがちなんですよね。
それもそのはず!日本ではほぼ同一の業務、役職として扱われており、その定義についてきちんと考えている中小企業は少ないんです。では、一体どのような点が異なるか考えてみましょう。
リーダーとマネージャーの違い
優れたリーダーはより良い未来にむけて人々を一致団結させる
リーダーは未来への関心が全て。どこを目指しているのか、今何をすべきなのかを示せすことが重要です。
マネージャーは部下一人ひとりの強みを把握して成果に結びつける
真のマネジメントは、個々人の特性の開放。ひとりの特性能力を発揮させるための環境と、その評価体制をととのえることが重要です。
リーダー(leader)はleadする人、つまり部下を導く人。一方、マネージャー(manager)はmanageする人、つまり部下を管理する立場にある人を指すのです。
資質の見分け方
リーダーは未来に惹かれます。リーダーは変化を切望し、進歩を待ちわび、現状に強い不満を抱く。リーダーの出発点は未来です。
マネージャーは教育本能を持っています。優秀なマネージャーは、部下の成功を助けるために死に物狂いになります。マネージャの出発点は部下であり現在です。
リーダーとマネージャーの育て方
リーダーを育てる方法
自分で考え自分で決断させる数をとにかく増やしましょう。リーダーの資質を持つものがいたら、即リーダー職につかせるべし!早ければ早いだけ費用対効果が高いのがリーダー職です。
育成に必要な投資と、会社がそのリターンを教授するまでの期間を考えれば、早期選抜が最も投資効率が高い。
伝えるべきなのは会社のビジョンだけで充分です。リーダーには、強い想いが必要です。そしてその想いは、会社と一緒でなくてはなりません。
マネージャーを育てる方法
組織で成果を出す。これを徹底させます。成果をだすための最善の方法を、部下の非難を恐れずに実行できる人を育てましょう。
例えば、「マネジメントは差別である」ことを覚えさせなくてはなりません。それを理解させるためには、こんな方法があります。
部下が5人いるマネージャに、その部下の名前を重要人物順(マネージャの主観)に書きだしてもらう→普段接している時間が長い順に名前を書き出す→右と左で名前が一致していれば、正しいマネジメントをしていると言っても良いです。より重要な人物に、より時間を割くように指示しましょう。