部下育成をする上で『褒めるマネジメントをする』というキーワードがちらほらで出ます。
そんな人に見て頂きたいのが、公益財団法人日本生産性本部が行った「職場のコミュニケーションに関する意識調査」というもの。
上司部下の「褒めている」に関する意識の差
- ・部下を褒めていると思う…約80%(課長)
- ・上司は褒めているほうだと思う…約50%(部下)
褒めることを意識している上司が8割いたとしても、実際に褒められていると感じている部下は半分以下という意識結果です。
これの意味することは何なのか。
ネクストアクションを生まなければ意味がない
褒めたとしても叱ったとしても、部下が言われたことから何かの価値を感じとり、次の成長に繋がっていなければ、大きな感情の起伏は起きません。つまり記憶には残りません。
褒められた後に「どうなった」が大切です。
部下は言われたことに対して価値を感じるからこそ『褒められた(褒められて成長した)』ことを強く記憶します。
まずフィードバックを学ぶべき
マネジメントする側は「褒める」「叱る」という方法論に振り回されるのではなく、部下の成果にフォーカスして指導に当たることが大切です。
成果さえ出してもらうことが出来れば、そこには100%、ポジティブな感情しか残りません。
部下の成長に最も不可欠であり、日本人が不得意なマネジメント論「フィードバック」を少しづつ体得していきましょう。