5月。新入社員を迎え、もうすぐ初めの1か月が終わろうとしています。
この時期に大事になことが3つあります。
- 一ヵ月の振り返り面談
- これからの業務やキャリアステップ、社内制度について再度説明
- 先輩や経営層とのコミュニケーション
3つの行為を行うだけで、彼彼女たちを成長させるための機会になり、離職防止の手段にもなります。
特に、「先輩や経営層とのコミュニケーション」は、入社前や直後よりも多少は距離が近づいた入社1か月後のほうが、効果を発揮しやすい傾向にあります。
最近では、研修の一環としてゲームでコミュニケーションをとる会社も増えました。参考までに研修のゲームネタをまとめました。
研修のゲームネタ一覧
マネージメントゲーム
ソフトバンクの孫正義氏が「マネージメントゲームがなかったら今のわが社はなかった」と話し、京セラの稲盛和夫名誉会長も最高の従業員教育手法として認めているのが戦略MGマネジメントゲームです。
■概要■
- 参加者一人一人が社長になって自分の架空の会社を設立して、社会事象を抽象化したゲームを通じて経営感覚を磨く
- 設備投資から社員の採用、商品仕入、広告、販売、借入、研究開発、そして決算書の作成まで行う
- 戦略、決断力、計算力を学べ、利益計画・計画と実績のチェック・対策立案まで、策定することが出来るようになる
自社プレゼン大会
参加者全員に向けて、自分がいる会社のプレゼンを行う。
■概要■
- 制限時間30分以内に、自社のプレゼンテーションを行う
- 会社への理解、プレゼン能力、情報収取能力、主体性を高めたりチェックすることができる
- プレゼンを行う相手は「新卒」「中途」「顧客」のいずれかを設定
- 採点方式などにして「切磋琢磨感」「一致団結感」をだす
- プレゼンの場を2回設けて、1回目を研修開始時すぐに行い→ダメ出し。2回目のプレゼンで評価
プレゼンの審査員にも新しい発見があることや、会社の価値を自ら発見しやすくなるのでおすすめです。
新規事業立案
自社だからこそできる新規事業について、皆でプレゼン大会を行う。
■概要
- あくまでも自社の強みを活かしてできることを考える
- ビジネスを考えるためのフレームワークを学ぶ
- プレゼンを通して自社の強みを学ぶ
本人たちの素養をチェックするというよりかは、学びを得る場として実施。
普段とは違う研修を行うことで、知識に対する欲求を生ませたり、自分のキャリアアップやキャリアチェンジについて上長に相談しやすくなるような機会を生むことができます。
人狼ゲーム
もともとは、ロシアで考案された市民とマフィアが争う「Mafia」というゲームがベースになっているゲームであり、時間を忘れてゲームに没頭し深いコミュニケーションがとれます。
■概要■
- 主体性、論理性、リーダーシップ、理解度を図り、最も重要なのはコミュケーションが半強制的に必要なところ
- 市民チームと人狼チームに分かれ、会話をしながら相手の正体を見抜く
- 人狼チームは、自分たちが狼であることを悟られないように、市民チームに潜り込む。市民チームになった人は、多数決によって容疑者を追い詰める
多くの場面で人狼ゲームを研修に取り入れてきましたが、盛り上がりという観点では絶対にはずれがないゲームです。
野外アスレチック系
最近、人気になってきている研修は、野外でアスレチックのような機材を使い、チームで困難を乗り切る研修です。
■概要
- 「知識詰め込み型」とは対極、体や頭を使いチームビルディングを行う
- 命綱をつけて、大きな高い梯子を上ったり、地上数メートルの高さの柱に立ち、空中ブランコに飛びついたり数メートルの壁をみんなで協力して上ったり...
- 新人だけでなく、幹部層だけで行われるケースも多い
普通の研修スタイルに慣れている企業は「えっっ」と敬遠しがちな研修ですが、忘れがちな知識研修と比べ記憶に残りやすく、目的によっては非常に有意義な研修と言えます。