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論理的思考とトレーニング方法

論理的思考

上司や顧客に説明を行うさい、報告書やプレゼン資料を作成する際に論理的な思考を求められることは多くあると思います。

論理的思考とは何かを明らかにして、日常的にロジカルシンキングを鍛えられる方法を紹介します。

▶ロジカルシンキングなど3つの思考法を解説

論理的思考とは

論理的思考(ロジカルシンキング、課題解決脳)というのは、「原因や結果、前提、定量的データから結論を考えられる思考」を指します。

論理的な思考や話し方が身についていないと、人に物事をうまく伝えたり、部下に対して納得感のある説明ができません。

論理的に話す目的は「相手を動かすこと」

何故、論理的であるべきか。それは、論理的であることによって相手を動かす確率が跳ね上がるからです。会話でも文章でも、相手を動かすために論理的である必要があります。

論理はレトリックスキルの原点

西洋最大の哲学者であり、心理学や論理学に多大な影響を与えた『アリストテレス』は、相手の考え方を変化させるレトリック(説得)スキルを発見しました。

レトリックスキルは、大きく3つの要素で構成されていて、その要素は「信頼」「感情」「論理」だとしています。※エトス・パトス・ロゴスの法則

感情は他人が操作することが難しく、信頼は長期的な関係がないと築くことが難しい要素です。

対して、論理こそが唯一努力で身に着けることが出来る要素であり、レトリックするために最初に学ぶべき項目だと言えます。

論理的と非論理的

論理的とは何か

主張(伝えたいこと)について、根拠があれば論理的です。

多くの書籍やセミナーでは、メッセージを「ゴールに向かって」「筋道立て」「明確に伝える」事が論理的であるとされていますが、覚えにくいので『主張と根拠が繋がっている』ことで論理が成立すると覚えましょう。

論理的ではないとは何か

  • ・一貫していない
  • ・根拠がない
  • ・飛躍がある
  • ・感情的な主張である
  • ・事実ではなく意見

論理的であるためには、非論理な会話を把握しておくことも大切です。最も間違いがちな非論理な会話は「事実と意見の混同」です。

会議や相談の場で「みんなが言っています」「○○が言っていました」「クライアント複数社の意見です」というような発言は、大体が意見(思い)であり、事実と思いが混合した会話です。

論理的な書き方話し方

結論→根拠→まとめ

結論(主張)→根拠(データ、論拠)→まとめの順番で話せていれば論理的だと言えます。

根拠とはデータであり、事実や統計、数値や具体例、資料、証拠を指します。意見と混同させないように注意しましょう。

とくに大切なのが、最初に結論を述べる事。長い前置きや、無駄な言葉を省くことで結論と根拠の関係が崩れにくくなります。また、結論から話したほうが『目的』を把握してもらいやすくなり、相手の返答も楽になる効果も持ちます。

▶結論から話す人になるコツと練習法

テーマ→結論→根拠→まとめ→NEXT

テーマ→結論(主張)→根拠(データ、論拠)→まとめ→NEXTアクション。この順序を守れば、プレゼンや会話をする際に効果的です。

論理的であることを助けるフレームワーク

フレームワークとは、枠組みや骨組みといった意味であり、経営学やコンサルティング業界において、課題解決や戦略立案のさいに使う思考・図解ツールです。

フレームワークをいう枠組みを使えば、手順に沿うだけで有効性の高いゴールに辿り着くことができます。論理的思考を行う上で、代表的なフレームワークを紹介します。

MECE

MECEの概念図
MECE参照:GLOBIS知見録

MECEは、膨大な資料や情報を整理するのに役立つフレームワークです。ロジカルシンキングの基礎技術で最も重要で、思考に漏れやダブリがないかを探します。

So What?とWhy So?

So What? Why So?
So What? Why So?

So What?Why So?は、論理的な成立がなされているか確認できるフレームワークです。

「So What?」とは、現在持っている情報から導き出せる結論を見つけ出す作業であり、「だから何?」と問いただすことによって、「だから○○なんだよ」と答えるものです。

「Why So?」とは、「So What?」した結論に対して、納得できる理由付けであることを確認する作業であり、「本当にそうなの?」と質問したときに、「○○だから本当にそうなんだよ」と答えるものです。

ロジックツリー

ロジックツリー
ロジックツリー参照:GLOBIS知見録

問題をツリー状に分解し、その原因や解決策を論理的に探すためのフレームワークです。ロジックツリーを使うと、問題を深堀りし原因を特定したり、打ち手の優先順位を決めやすくなります。

論理的思考のトレーニング

セルフディベート(シャドーロープレ)

論理的な思考、話し方を身に着ける最良の方法は、セルフディベートを行うことです。セルフディベートとは、ある議題を想像して、自分の主張を考える→自分で批判反論を考え、合理的な正解にたどり着くまで思考する行為です。

結論が出れば、改めてそれらを整理し、結論(主張)⇒根拠(データ、論拠)⇒まとめを話す。これを日常から繰り返す、訪問前の移動時間や休憩時間で何度も行うことで、論理的表現が楽にできるようになります。

論理的と言われる人のトークを完コピ

人によっては難しく、人によってはかんたんな論理的思考の養い方です。論理的な人のトークを真似することができると、自然と論理的思考も身につきます。

結論から話す

結論→根拠の順に話せるようになることで、論理的思考は身につきます。まず手始めに結論から話すことを習慣にしましょう。

普段より結論から話すように意識することはもちろんですが、自分以外のメンバーのやりとりに耳を傾けると、結論ファーストな人になりやすくなります。

同僚などが先輩と話しているときに結論から話せているか、自分だったらどう話したか。他人のやりとりに興味をもち、結論から話せているか否かをチェックすることで成長に差が出てきます。

日常の疑問を解決する

素朴な疑問を放置せずに「なぜ」を繰り返すことはロジカルの基本です。

論理的思考が身につくおすすめ本

ロジカルシンキングが身につく入門テキスト
ロジカルシンキングを言語化、体系化していて入門編としてふさわしい。基礎的なお話だけでなく、実践への活かし方や日頃の論理的思考の活かし方まで全網羅されているので、これからロジカルシンキングを学ぶ人にピッタリ。amazonで1円で買えるのも嬉しい。
世界一やさしい問題解決の授業
ロジックツリーなど論理的思考のフレームワークを使いながら学習を進められる良本。ロジカルシンキングを学びたいけど、小難しい本は苦手という方におすすめ。素早い状況判断や、妥当性の高い回答にたどり着くまでの思考プロセスが書いてあります。
現役東大生が書いた地頭を鍛えるフェルミ推定ノート
地頭が良くなるということで流行った「フェルミ推定」。フェルミ推定の本はたくさんありますが、個人的に一番読み通しやすかったのが当緒。ヒントが少ない中でいかに回答にたどり着くかといった筋道について学べます。ちなみにフェルミ推定を学んだからといって頭は良くなりません、残念。
チーズはどこへ消えた?
論理的思考とは直接結びつかないですがぜひ読んでほしい本質的哲学的なメッセージング本。知らないと恥ずかしいレベルの世界的ベストセラー。ロジカルシンキングって結局「本質的な回答へのアプローチ」であり、ものごとの本質を見えるようになる当著はおすすめなんです。
まんがでわかる! 頭のいい説明「すぐできる」コツ
論理的思考は大枠把握したけど、実践トークへの活かし方がよくわからない人に。説明やプレゼンについての基礎が全網羅されています。漫画なので読みやすい。
マンガでわかる!誰とでも15分以上会話がとぎれない!話し方
会話がつまらない、と言われる人や自信のないひとは読んでほしい。会話がとぎれないための論理的思考や手順がわかりやすくかかれています。まず増やすべき語彙は「共感の言葉」、話す内容なんてしゃべる上手に任せとけ!という論理が心地いい。
超一流の雑談力
会話がつまらない、と言われる人や自信のないひとは読んでほしいその2。「誰とでも15分以上会話がとぎれない話し方」「雑談の一流、二流、三流」と当著で雑談や会話の体系化は完璧!当著は理論体系よりも、具体的なテクニックが多いので最後の締めとしておすすめ。
・芸能人の話法に臨場感を感じるのは「感情音や擬音」の表現がうまいから
・オチを考えて話す
・必要なのは「面白さ」ではなく「興味深さ」
などなど飲み会で面白い人の特徴を思い返すと、そうだな~って思えることがたくさん書いてあって勉強になります。

 

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