プレスリリースって何
プレスリリースとは、新聞やテレビなどのマスメディアに自社の新商品や新サービスの情報を送って、記事やニュースとして取り上げてもらうためのツールや方法です。
プレスリリースの心得
Ⅰ.記者に取り上げられる文章を意識『記者は、取材の【切り口】を探している』
Ⅱ.USP(他には無い特徴を持っているか)を打ち出す
Ⅲ.メッセージは「一言でいえるほど」簡潔に
Ⅳ.信頼性を訴える
Ⅴ.誇大アピールや自画自賛しない
Ⅵ.媒体研究を行い、媒体に合ったプレスをうつ
Ⅶ.なぜ、今取り上げる必要があるのか
Ⅷ.宣伝臭のする文言を排除した、客観的な表記になっているか
Ⅸ.社長が必ず顔出しで出現していること
雑誌や新聞、TVなどに取り上げられた実績が取材を次々と呼びこみます。まずは、取材を1度でも受けれるように努力しましょう。
プレスリリースの書き方
1.【インパクト大】それでいて【コンパクト】なタイトル
タイトル冒頭に商品名は必要ありません。機能や特徴を前面に打ち出しましょう。消費者に「自分の事だ」「自分に役立つ」ことを瞬間的に理解してもらうことが大切です。
2.リード文までで勝負が決まる
タイトルとリード文で9割がた勝負が決まります。内容に「ニュース性があるのかどうか」でジャッジされます。150文字以内で必要な情報を書きだしましょう。
3.課題からの課題解決サービスだという背景が大事
軽視されがちなのが、サービス・商品をだした経緯です。
プレスリリースは、社会や業界全体の傾向を浮き彫りにするものです。従って、社会問題や業界課題、時々で話題になっている事柄と絡めることができれば、記事に取り上げられやすくなります。
また、ニュース性アップのキーワードは、トレンドとエビデンスです。具体的な数字データや、アンケート結果などを載せれると、より訴求力が高まります。
4.わかりやすい商品概要
リード文では書ききれなかった特徴を、3点以内に絞りこみ伝える記事構成にしましょう。どういったユーザーをターゲットにしているかも、わかりやすく記述すること。
記者は、消費者の興味を引く話や、良い絵を撮れるかどうかをイメージしたいはずなので、不要な話は一切書くことなく、問い合わせをしなくてもイメージが出来るくらいの客観的な事実を羅列すべきです。
プレスリリースは『想い』以外、全て事実に基づいた客観的事実を書き連ねるものであることを認知しましょう。
5.目標や今後の方向性
今後、サービスやあなたの会社自体がどうなっていくのか、それが社会にどのような影響を与えれるのかを指標に、内容を固めましょう。
プレスリリースには「社会との関わり」が書かれていると好感が持たれます。
自社のサービスの説明だけではなく、それらが「社会」「暮らし」「ビジネス」にどんな変化をもたらすか、新聞記事やテレビのニュースとして報道された際に、その情報が読者や視聴者にとっていかに有効であるかが最重要なエッセンスになりえます。
6.会社概要
できれば、受賞履歴やこれまでの取材履歴を記載し、記者が勝手に情報を集めやすいように、仕掛けを施しておきましょう。
また、プレスしてよいかどうかを社内で稟議する際にも、「□□でも取り上げられていた」という実績が大切です。
7.問い合わせ先
問い合わせ先を記載することを忘れずに!
気を付ける事
色々書いていると混乱してきてしまいますが、重要なポイントは広告臭さを排除することです。宣伝としての押し付けや、意味不明な自慢表現は避けましょう。
プレスリリースが無料出稿できるサイト一覧
「ぷれりり」「プレスリリースゼロ」「バリュープレス」は、これ1サイトで多くの出稿先にプレスリリースが出来る便利サイトです。まずは、この3つに投稿することをお勧めします。
プレスリリースが成功すると・・・
- 商品・サービスが大成功する可能性
- メンバーのモチベーションUP
- 優秀な人材獲得
- 広告費の削減
プレスリリースは、その名のとおりプレス(記者)にリリース(公表)するための文章ですが、昨今では消費者に直接情報発信を行うこともできます。
特に、TwitterやFacebookといったSNSを利用してリリース配信を行うソーシャルリリースは、頻繁に使っていきましょう。
マスコミへのアプローチを考える
- 新聞
- 雑誌
- テレビ
- インターネットメディア
テレビは多くの人員が撮影に動くケースが多く、即行動に移してもらいにくい傾向にあります。まずはそれ以外へのアプローチを試みましょう。
新聞
全国紙から、ローカルに特化した地方紙、経済や産業、スポーツに特化したものから選択します。
全国紙は、全国のネタを取り上げられるのでネタ元が多く、地方紙のほうが掲載確率が高くなります。
また、新聞で大切なのは記載されるページ(紙面・カテゴリ)です。政治面、国際面、経済面、オピニオン・声面、スポーツ面、文化面、生活・家庭面、健康面、教育面、社会面など、求めているカテゴリに記載されるように働きかけましょう。
雑誌
一般週刊誌(週刊文春・週刊現代など)や、女性週刊誌(女性自身・女性セブンなど)をはじめ、ファッション誌、ビジネス情報誌、タウン情報誌、料理誌、フリーマガジンから選択。
雑誌最大のポイントは、それぞれの雑誌ごとに読者層がセグメントされていること。ターゲットにあった雑誌を選択しましょう。
インターネットメディア
無料プレスリリースを何度か出稿し、効果が薄いようであれば有料に切り替えましょう。
内容を毎回変化させて、コーポレートサイトなどに魅力的なサービス内容を記載することも大切です。